感情的違い
"怒る"は、自分の憤りを相手にぶつけ、感情をスッキリさせたいという心理が働いてます。
一方、"叱る"は、相手を正しい方向に導きたいがために、筋道をたてて注意することです。
自分本位?
決定的に違うのは、自分本位かどうかということでしょう。
善悪の基準は人それぞれですが、相手が今後どうなるかということを想定していますので、"叱る"は"怒る"ことよりも相手本位であるパーセンテージがかなり占めています。
なによりも、"叱る"という行為は相手の成長を望んでることの発露なので、"怒る"ことよりも幾倍も有意義な行動でしょう。
ただし、"叱る"ということを過大評価してもいけませんし、"怒る"ことをないがしろにしてもいけません。
看過してはいけない
"怒"られることは、他人がどうやったら感情を害するかということを如実に教えてくれる体験なので、それをきっかけにもっと配慮した行動をとるようになれる可能性もあるからです。
また、"叱る"ことは、たしかに相手を注意することに長けてますが、それ以前に"叱る"ことなく注意を喚起することは不可能だったかどうか考えておく必要があります。
もし、自分の認識や判断不足で、注意深くもしくは正しく行動するような規範を意識する機会を与えてないようだったら、自分にも責任があるといえます。
もし、自分にもある程度の責任が伴うと思えるなら、相手を"叱"って攻める前に、自分の至らなさを告白しましょう。
[tmkm-amazon]4759306935[/tmkm-amazon]
RSS feed for comments on this post.