基本的なことから
Wikipediaの血液型性格分類を読むとわかるように、血液型別による性格の統計はでていません。
一種の擬似科学に含まれ、もし血液型占いを信じてる人が創造科学(人類は神によって造られた)をバカにしている人がいるなら、「あなたも同じですよ」と教えてあげましょう。
当たっているのは思い込み
血液型占いのメインとなるものは、「細かい」とか「ルーズ」とか誰にでも当て嵌まる項目で構成されています。
人間のほとんどの人が「細かい」部分や「ルーズ」な側面はあるものです。
すなわち、血液型占いは誰にでも当て嵌まるように構成されていて、それを読んで当たっていると思い込んでいるに過ぎないのです。
こじつけに過ぎない
おそらく、以上のような事を指摘したなら、次のような返答がくることでしょう。
あなたがA型なら「ほら、やっぱりA型は細かいじゃない!」と怒るでしょう。
もし、B型なら「だからマイペースって言われるのよ!」と怒られます。
もし、AB型なら「そういうとこがわけわからないのよ!」と怒られます。
もし、O型なら「そういう事に気づかないから大雑把な性格っていわれるの!」と怒られます。
おやおや、結局どれにしろ血液型の理由をつけて怒られますね。
このように、人は自分とは理解できない事を何かしら理由づけをして整理する傾向があります。
嫌いな人や気に入らない意見を「○○はXXだから」と勝手に決めつけて自分の怒りや歯痒さを静めようとしているのでしょう。
実は、私は以前とあるオフ会で、血液型占いの実験をしたことがあります。
自己紹介の際に事実とは違う血液型を言うと、オフ会に参加していた一部の女性は全部それに当て嵌めて私の行動パターンを観察していたのです。
つまり、血液型占いを信じている人は、その血液型に当て嵌まらない部分は考慮せずに相手の人格を判断しやすい傾向にあるようです。
血液型占いを否定するのはコミュニケーションに支障がでるか
結論から言うと、血液型占いを否定しようが肯定しようが、コミュニケーションに支障がでます。
あなたが「A型です」と答えると、血液型占いを信じている人はそういうタイプだと思い込んで接してくるからです。
ちょっとした事に気づけば「細かい」と眉を顰められることでしょう。
逆に言えば、あなたがおおらかで気前のいいところがあっても、「A型だから細かい」と思い込んでいるかぎり、それに則したコミュニケーションを相手は図ってくるのです。
かといって、血液型占いを否定してしまうと、相手は「空気が読めない」と興ざめします。
血液型占いを信じている人には、肯定しようが否定しようがコミュニケーションには支障がでる、と思っておいたほうが得策でしょう。
ちなみに筆者はB型です。
本当はA型です
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